永遠なんてないから、今日の君の幸せを。 〜ジャニーズWEST6周年によせて世界一重たいラブレター〜
「思い入れのある数字列」と言われて思い浮かぶものが、おそらくほとんどの人にあると思う。
誕生日なんかがその代表的なものにあたるだろう。たまたま時計を見たとき、時間が自分の誕生日の数字列だった場合、別にこれと言って何も起こらないことがわかっていても、キリ番を踏んだようなラッキーな気持ちになったりする。(キリ番ってどの年代まで伝わるんだろうね)
たとえば多趣味な人はさらに、その趣味にまつわる数字列にまで敏感になるため、思い入れのある数字はさらに増える。
私はジャニーズWESTを好きになってから「826」「7」という数字に反応するようになった。ちなみに関ジャニ∞が好きだった頃はありとあらゆるパスワードに「8」や「1103(錦戸亮さんのお誕生日)」などを織り混ぜるなどしていた。非常に安直な女だ。しかしそんな自分嫌いじゃない。
つい自担カラーのアイテムを手に取る、のような感覚で、自担にまつわる数字、それ即ち自分のラッキーナンバー、おまもりのような存在になっていくのだ。
そんな中、毎年この数字列が近づいてくるとおめでたい気分、かつ、また新しいスタートに背筋が伸びるような気持ちになる。
0423
今年も4月23日がまたやってくる。
ジャニーズWESTが「ええじゃないか」で念願のCDデビューを果たした日。
みんなの夢がひとつ叶った日。
2020年4月23日。
CDデビューから丸6年経ち、ジャニーズWESTは7年目に歩みを進めることになる。7人揃ってだ。
さまざまな経験を積んだ大人が複数いる集団においては、もちろん一人一人考え方は違うし、物事の許容範囲も違う。体力の有無や心の強さだってそうだ。
意見の伝え方も捉え方も、やりたいこともおそらく違う中で同じ方向を向いて足並みを揃えることはとても難しい。そして集団が小規模であればあるほど、誰かひとりの見つめる先が変わったとき、どうしてもはっきり浮かんで見えてしまうものなんだろうなと思う。でもそれはきっと当たり前のことで、悪いことなんて一つもないと思う。
7年目も、7人が同じ方向を向いて一歩を踏み出してくれるであろうこと、まずは決して当たり前ではないその状況に感謝したい。
さて、長い前置きとなりました。ブログではお久しぶりです。シゲルです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
この記事を書き始めた頃は、世の中がこのような状況になるなんて思ってもいませんでした。
これからどうなっていくのか、全く先が見えない中不安も募る一方ではありますが、ほんの少しだけその不安なことを考える時間を減らして、ジャニーズWESTの話をしたいと思います。
明日、2020年4月23日でCDデビューから丸6年を迎えるジャニーズWEST。それによせて、今まで私の中にあった感情をここに書き残すことにしました。
これはジャニーズWESTへ宛てたラブレターでもあり、懺悔の手紙でもあります。今日まで思ってきたことを吐き出して、明日からまた新しい気持ちで応援するために書いた、自分本位な文章です。
ここから先はオフレコにしていた私の脳内を大冒険するつもりでご覧ください。140字で入りきらなかったツイートの延長戦と思っていただけますと幸いです。ちなみに最後まで読むと、9000字あります。
わたしの目に映っていたジャニーズWESTというひとたちのこと。
突然だが私は極度のビビリだ。
仕事での役職柄、「どうすればいいですか?」と解決方法を求められることや、自分が決断をしなければ先に進まない事案も増えたのでそうも言ってられなくなってしまったが、元々の性格としてかなりのビビリだ。
本当はいつだって何事も念入りに準備をしたいし、初めてのことをするときはイメージトレーニングを欠かさない。そしてなんと言ってもアドリブが苦手なのだ。(なので無茶振りや面白い話して!のフリにめっぽう弱い。だってスベりたくないんだもん。)
周りに自分がどう思われているかどうでもいいわ〜なんて強がってはいるけれど勿論気になるし、相手が何気なく選んだ言葉の意味を深読みして勝手に傷付いたりもする。言葉から事実を導き出してしまって悲しい思いをすることもある。非常にめんどくさいタイプの女だ。
そして自分の下した決断にはいつも自信がない。私の選んだ道を果たして誰かが支持してくれるだろうか。一緒に歩いてくれるだろうか。
私は私の道をひとりで歩けるほど、自らの下す決断に自信を持てずにいる。
しかし人間は、毎日とんでもない数の決断をしながら生きていくしかない。間違って勉強するしかない。でも私は、間違うことがとても怖い。
間違えることで、誰かの残念そうな顔を見るのが怖いのだ。誰かが期待してくれている自分でいたい。誰かが思い描いてくれている自分でいたい。
私はただのジャニーズWESTのファンだが、彼らの仕事の仕方や考え方を参考に生きているので、こういう時、ふと重岡くんはどうだろう、ジャニーズWESTはどうだろうと考える。
彼らは日々いろんな決断をしながら、私たちファンの反応を伺っているのだろうか。はたまた自分たちの決断に確固たる自信があって、自分たちが良いと思う道を周りは気にせず進もう!と決めているのだろうか。自分たちがした決断が、私たちにとって「正しい」のか、不安に思ったりするのだろうか。アイドルがファンを想って与えてくれるものに「間違い」なんて本来あるはずないのに。
ここでひとつ、物心ついた頃からずっとジャニーズを好きなジャニオタ25年選手である私が、迷ったり苦しくなったときに思い返しているオタク論を紹介させてほしい。
「オタク人生とはマラソンでもありリレーでもある。その時の自分の走りにぴったりハマるグループを見つけたら全力で伴走する、走るペースがズレたなとおもったら誰かにバトンパスして休む、またどこかで会ったら一緒に走ろうな!」(シゲル的オタクマニュアルより引用)(なんやそれ)
簡単に言うと、アイドルが決断して提供してくれるものを素直に受け取ろう、おや?と思ったことをアイドルのせいにはしない。ということだ。
これを念頭においておくと、大変クリーンで穏やかなオタク活動ができる、と思っている。(当人比)
人間は日々、たくさんのことを吸収し、どんどん大きくなっていく。当たり前に昨日より今日の方が知識が増えている。前に進んでいく。都度、目の前に現れる分かれ道をひとつずつ選びながら。
正直なところ、私は過去にジャニーズWESTに対して「私はこっちの道がいいなと思ってたんだけど、みんなはそっちか…」と思ったことがあった。ごめんなさい。
それを「変わってしまった」「自分が好きだった頃とは違う」なんて思うのは勝手な話だよな、とあとから猛省した。ごめんなさい。(3行ぶり2回目)
ついていけなければ、彼らと走るのをやめるべきだと思っている。自分がおや?と思ったタイミングで彼らを見つけるひとだっている、その時確実に彼らと走っていってくれるひとだってたくさんいるんだから、その人たちにバトンをパスして任せればいい。
この先どこかの道で出会うことがあれば、また一緒に走らせてくれ、それでええじゃないか。
私は出来る限りそれを胸に、ジャニーズWESTと走ることを選んできた。
ファンになってからいろんな景色を見させてもらった。いろんな感情を味わった。ジャニーズWESTを通じていろんな人に出会えた。いつだって、私は彼らからもらってばかりだった。
もらえるもの全てが私にとっては真新しく、キラキラしていた。もらえることが当たり前のように感じるようになった頃、ついに私は「これが欲しい」「これはいらない」と、受け取るものを選ぶようになってしまっていた。
受け取るものを選ぶということは、応援する側に与えられる権利かもしれないけれど、なんだか今までの自分のスタンスから少し変わってきている気がして、違和感を覚えた。
このことはあまり誰にも言えないまま今日まで来たので、この機会にその時の話をさせてほしい。(ここから下、あんまりいい気しない表現が一部含まれています、自衛してくださいね)
2018年9月号のMyojoの発売を私はとても楽しみにしていた。
重岡くんの二度目の1万字インタビューが掲載される号だった。一度目の記事の熱量がとても好きで、それから4年経った重岡くんがいま何を語るのか、純粋にものすごく興味が湧いた。
デビュー当時「テッペン」という言葉に拘り、ギラギラしているように見えていた重岡くんは、2016年12月の京セラドーム公演を経てその1万字インタビューで、「(テッペンを目指すことについて)俺はもう全然考えてへんなぁ。」と答えていた。
「こんなこと言っていいかわからないけど、評価基準は会場の大きさとかではないと思ってて、そこは二の次、三の次というか。大切なのは、いいステージかどうか。そこに熱量というか、パワーがあるかどうかだけ。」
重岡くんは「テッペン」というぼんやりとしたゴールをただ闇雲に目指すことはやめたように見えた。
「もちろん、まだまだ模索中な部分も多いんですけど、今はまだまったくアセリみたいなものはないっすねえ。理想のジャニーズWESTに向かって走り続けるだけというか」
私には京セラドーム公演が、ひとつのゴール、彼らがいう「テッペン」のひとつだったのかなと感じていた。だとすればそれを経験し、「自分たちの理想のジャニーズWEST」が明確になったこのタイミングで、不透明だったゴールが定まったのかもしれないと、記事を読んで思った。でも少しだけ、もう「テッペン」と言わなくなるんだなと思うと寂しい気もした。
同じ年の10月に発売されたananでは、重岡くん・濵田くん・小瀧くんの3人で「ジャニーズWESTに足りないもの、必要なもの」というテーマにこう答えている。
「知名度と人気、やな」
「あと、アイドル性と実力。」
「Mステ観てて"人気急上昇中のアイドル"って、僕らそんなん言われたことある?ないっすね、って小瀧と話した」
「あったあった」
「でも見てて。こっからじんわり上がってくから。待ってて。」
そして迎えた2019年、ジャニーズWEST5周年。
ファンの中では2019年1月1日に日付が変わったその瞬間から、お祝いムードが漂っていた。
年明け一発目のジャニーズカウントダウンコンサートでとんでもないインパクトを残し、ホメチギリストでは頑張る社会人にフォーカスを当ててくれたり、何だかいつもと違う1年になる予感がした。これから一体なにを見せてもらえるんだろう、とワクワクしていた。
「ノータイアップでかっこいい曲をシングルで出すつもりはない。」
彼らがそう雑誌のインタビューで答えたのはその後すぐ、2019年3月のこと。
ライブで反応の良いかっこいい曲をテレビで披露したり、クールな面を全面に出していくことはしないのか?という問いに対して、それが5周年を迎えたジャニーズWESTの総意だった。
当時、私はどうしてもそれが腑に落ちなかった。
先程改めてその記事を読み返したが、今読んでも腹落ちするものではない。
前後の会話を端折られていたり、言い回しやニュアンスが違う可能性があるにしろ、大好きな人たちの進もうとしている道に納得できなかった自分が嫌で仕方なかった。
すでに私にとってジャニーズWESTは、ジャニーズ事務所のアイドルの中で唯一無二のグループになっていた。
歌唱力も高い、パフォーマンス力も高い。さらに加えて面白く親しみやすさがあり、なおかつ全員感じが良い。他のグループがやっていないようなことも沢山やっていたし、7人それぞれに才能、魅力がたくさんある。
いつだったか音楽特番で、元気いっぱいのジャニーズWESTを封印して黒い衣装で「Can't Stop」を歌ったことがあった。すごくかっこよかった。きっとあれをきっかけにジャニーズWESTに興味を持たれた方も多かったと記憶している。
その時ジャニーズWESTが見せる「かっこいい」は最大の武器だと確信した。いつもと違う一面を見せた時の「ギャップ」で勝てるのに、何故。
重岡くんがかつて言っていた「こっからじんわり上がっていく」の「こっから」が、私は5周年であるその時だと思っていた。モヤモヤした気持ちが残った。
このときおそらく私はジャニーズWESTの伝えたかったことの本質を掴めていなかったんだと思う。
ジャニーズWESTが「今はまだその時じゃない」のニュアンスでそれを言っていたんだとしたら、私は「その方向性ではもう行かない」ものだと勝手に捉えた。
面白いジャニーズWESTも勿論好きだけど、コンサートで垣間見られるかっこいいジャニーズWESTがすごく好きだったから、「この方向性でいくこと、わざわざ言わなくてもファンの子はわかってるだろう」とその後トドメを刺されたことで自分は随分長い間、解釈違いのファンをしてしまっていたんだと感じてしまった。いじけていた、と表現するのが一番しっくりくる。(かわいいね)(このエピソードをお友達に話したら青春だねって笑ってもらいました)
しかし今思うと彼らは、5周年という節目の年も、その先を見据えて着実に力をつける1年にする道を選んだように感じられる。
実際にドラマ、舞台、バラエティ、歌番組、ワールドカップバレーのスペシャルサポーターなどグループとしても個人としても活躍の場を大きく広げた1年だった。
余談ではあるが、記念の年の翌年のほうが重要なんだと、かつて上司が会議で言っていた。
記念の年は盛り上がって当たり前、さて、翌年どう動くかがこの後の明暗を分けるのだ、と。
記念イヤーでかけた販促が、翌年以降どう響いていくかを見極めていくこと。
ターゲットとしていた層へのアプローチは成功したのか?ターゲットの範囲を広げることで既存の層が離れることもある。それをどうやって回避するのか?なにで、どこで補填するのか?
認知度は上がったのか?そこで根付いた印象を継続させるのか、はたまた全く違う角度から切り込んで意外性を表現するのか?固めた土台に何を足していくのか?
その時はまだ若く、さほど意味を深く考えることもなくその話を聞いていた。しかし私は今ふと、この上司の話を思い出している。どこかジャニーズWESTの6年間と重なる部分があった。
ジャニーズWESTは、「ジャニーズWEST」という名前そのものをまず世間に浸透させる行動をとって、「ジャニーズWESTというパブリックイメージ」を、この6年で確実に根付かせたのだ。
「かっこいいものはライブに来ていただければ見れる」
あの時彼らがああやって答えたのは、ジャニーズWESTが好きでコンサートに来ている私達ファンしか見られない一面として、それを大事に取っておこうとしてくれていたからなのかもしれないと、まあかなりポジティブではあるがそう考えるのも悪くないだろう。
いじけていた頃には読み飛ばしてしまっていたが、どのインタビューにも決まって「この7人でファンのみんなを笑わせたい」と答えていた。
2020年3月18日
満を辞してジャニーズWESTは、6周年を目前に「W trouble」というアルバムをリリースした。所謂私の思っていた「かっこいいジャニーズWEST」だった。
今回のコンセプトやムービーの内容、アルバムの収録曲も世界観に合うものを選別したということを知って私は心底驚いた。彼らが見つめていた先にあるものがまさかこれだとは思っていなかったからだ。
私は「勝った」と思った。
「さて、やっと俺たちの時間やな、」とでも言いたげな自信に満ちた彼らの表情、言葉から確信した。ギラギラして見えた。
私の大好きなジャニーズWESTだった。
ジャニーズWESTの魅力は「ギャップ」。私が思っていたそれはきっと間違っていなかったと思う。
しかし、その「ギャップ」を見せるタイミングを、私はひとり焦っていたんだということにやっと気付いた。
「ギャップ」というものは、「イメージ」と乖離することで発生するものであって、そもそもの基盤がなければギャップは生まれない。
「あの時これでよかったんだ」と、タイミングが適切だったのかどうかは、後になってからしか分からない。
「焦っても、ええことない。」重岡くんが5周年の頃そう言っていた意味が分かったのは1年後の今になってようやく、だった。
今回、この記事を書くにあたって読み返した雑誌の中にジャニーズWESTの今後の方向性について話しているテキストを見つけた。2017年7月のものだ。当時私は読み流してしまっていたようだが、点と点が繋がっていくような清々しい感覚に陥った。3年も前から、いや、多分最初から、彼らの見ている先は一度も変わっていなかった。
「(一般の人から見ると関ジャニ∞と特徴がかぶるのでは?という質問に対して)自分たちは嬉しいですけど、確かに、誰の目にもわかる違いっていうのは正直ほしいところですね。」
「ジャニーズのは誰でも、新譜が出たら必ず聴くようにしてます。他のグループの曲を聴くことによって、その中にない盲点みたいなのを見つけられるかもしれないと思って。」
「その曲を聴いただけで映像が思い浮かぶようになる。そういうのを自分たちも作りたいんです。」
「やりたい番組はコントです!これだけは7人の総意!」
「エイトさんとの差別化って話が出ましたけど、確かに僕らだけの武器ってまだ具体的に出てこないから、それに当たるのがコントになっていけばいいなと。」
「関西Jr.たちが活躍・成長する場を作りたい。僕らもですけど彼らには場数が何より必要やし、切実な問題として"次の仕事いつやろ"っていう不安は常にあるはずやから。」
「ジャニーさんはいつも"千秋楽に泣くな"っていうんですよ、"関西の子たちはどうして泣くの!"って。でもそら泣くよぉ〜、明日から予定ゼロなんやから!」
常にアンテナを張りつつ、関西色を強めた活動をすることで他のグループが手をつけていない「隙間」や「盲点」にアプローチができる。
それはきっと先輩が作ってくれた地元関西から全国区へと羽ばたくための基盤を後輩のために守ることにも繋がっていく。
そのための6年間を、彼らは歩んできたのかもしれない。
3月から始まるはずだったジャニーズWESTの「こっから」。その機会を奪われてしまったことがとても悔しい。
作り込まれたツアーからの、ドーム公演。
彼らの作った最高の世界を私は存分に味わいたかった。
どうしてこんなにジャニーズWESTの成功を世界は拒むのか、とすら、当たりようのないものに苛立ってしまう。
しかし、それすらもチャンスに変えてしまうのがジャニーズWESTという男たちだろう。
最近嬉しいことに、「YouTubeでジャニーズWESTを見て」「MステでW troubleを見て」好きになったという方からTwitterでお声掛けいただく機会が増えた。このような状況でもジャニーズWESTは確実に「見つかっている」。
いま平穏な日々が続いていたとしたら、その人たちはジャニーズWESTに出会うことのない世界線を生きているのかもしれないと思うと、「ピンチはチャンス」という言葉を信じてみたくなる。
ジャニーズWESTは、全員が全員、4番エースというわけではないかもしれない。
でも、ここぞという時にしっかり逆転ホームランを打って「奇跡」をちゃんと目の前で見せてくれる人たちだと思う。
奇跡とか、運命とか、そういう不確かなものでも信じてみてもいいかもしれないと、そう思わせてくれる人たちだと思う。
彼らは自らを「逆境に燃える男達で構成されている」と言った。2020年のコンサートツアー全公演見送りが決まった後に見る悲しいお知らせの途中で、まさかクスッと笑ってしまうだなんて思いもしなかった。
会いたかった。行きたかった。悔しかった。そういう感情はしばらく後を引いたが、その中でも、この人たちを今日まで応援していてよかったと心底思う気持ちがあった。
永遠や一生なんてどこにもない。
明日何かが起こって、彼らを好きな自分がいなくなってしまうかもしれない。
だから私はまず、今日のジャニーズWESTを好きでいる。そして今日1日の幸せを願って明日も明後日も生きていくことにする。
また考えるきっかけをもらってしまった。やっぱり私はいつだって、彼らにもらってばかりなのだ。
さて、何度でも言うが私は極度のビビリだ。
自分の決断したことに対して、周りがどう思うか、賛同してもらえるか、自信がないからいつも怖かった。
でも、誰になんと言われようと、私が「そう」だと思うなら、未来はわからないけど確実に今の答えは「そう」だし、彼らが「そう」だと信じて進む道に「間違い」なんてことは絶対にない。そう、絶対に、だ。
0423
きっと何年経っても、たとえばいつか彼らと走るのをやめたとしても、私にとっておまもりのような、ずっと大切な1日になるんだと思う。
そして今まで出会ってきた人はもちろん、これからジャニーズWESTに出会うたくさんの人にとっても、おそらく大切な1日になっていくんだと思う。
こんな状況下でも、明日がその日だという事実だけで、やっぱり少し胸が躍る。
この日に思いを馳せる時、一緒に思い出すものが、何年経っても楽しそうに笑っている7人であればいいなぁなんてクサいことを考えている今の自分のことを、
そうだなぁ、ジャニーズWEST10周年の頃にでも思い出し笑いできれば。
彩度を自在に操る光・わたしから見た小瀧望というひと
2019年。
日本中がいつもとは少し違う1年を、なんとなく落ち着かない様子で過ごしているように感じられる。
平成が終わる。
平成元年に生まれた私は、令和元年の夏に30歳を迎える。30歳を迎えるだけでも節目の年だなと思うのに、元号を跨ぐことでそれがまたさらに貴重なもののように思えてくる。
そして同じく2019年、私の大好きなジャニーズWESTがデビュー5周年のアニバーサリーイヤーを迎えた。こちらもデビュー後初めての「節目」となる1年だ。
彼らの2019年の活躍はすでに目まぐるしく、次々と私たちファンの元に彼らからの嬉しいニュースが舞い込んでくる。特に4月に入ってからというもの、新番組やバラエティ番組、雑誌の表紙祭りなど寝て起きればハイ、ハッピーニュース!
なんてしあわせな目覚めなんだろうとつくづく思う。
正直、ここが力の見せ所だと思う。
ご本人たちも、私たちファンにとっても。
アニバーサリーイヤーということもあり、メディアに取り上げられるタイミングが増える=今まで知らなかった方々の目にも触れるようになる、ということだ。
私はジャニーズWESTの皆さんのことを、兄のような、はたまた弟のような、友達のような。とにかく近しい存在に感じてしまっている。
頑張っている姿が公にされなくても実際には見えなくても、どこからかそれが滲んでいて、痛いほどに伝わってくるからだ。それはとても人間らしくて愛おしい。
とにかく幸せになってほしい、いや、なってもらわないと困るのだ。
頑張った分だけ報われてほしいし、悩んだり苦しんだ分だけゆくゆくは笑ってほしい。彼らがむかし見た夢と、今見ている夢がほんの少し違っていたとしても。彼らの夢は叶うべきだ。
私は30歳を迎える大人としても、ジャニーズWESTのファンとしても、この1年を大切に、丁寧に生きたいと思う。
そんな1年をどこか記録に残すことはできないかと考えていくうちに、2019年中に、大好きなジャニーズWESTのメンバー7人それぞれにフォーカスを当てた記事を書いてみることを思いついた。そう、ただの自己満足だ。
でも、今のこのドキドキやワクワク、そしてジャニーズWESTへの思いを今の自分の言葉で残して、3年後、5年後に見返すのも面白いのかもしれないと考えた。
その名も、
「わたしから見たジャニーズWESTというひとたち。」
私から見た彼らひとりひとりについて、書き留めていこうと思います。
ひどく偏った見方をしていたりして、該当担の皆様方が不快に思う部分がないとは言い切れませんが、もし興味がわいたら、この先読み進めていただけるとうれしいです。
わたしから見た小瀧望というひと。
私は彼にこんなイメージを持っている。
「なんでもスマートにこなす天才肌」
最年少ながらジャニーズWESTの先陣を切って数々のドラマで活躍している小瀧くん。「イケメン」なのだが、「ハンサム」と表現したくなるようなどこか儚くアンニュイな顔立ちの彼は、それこそどの年代の人から見ても文句なしの美貌と言えるだろう。
それに加えてこちらの期待値は当たり前、それ以上のものをそつなくこなすスマートさ。184cmの長身も相まって、一言でいうなら「完璧」。そんな彼に怖いものなど何もないのでは?とつい錯覚してしまう。
でも彼は22歳。まだ、22歳なのだ。
自分が22歳だった頃を思い返してみる。与えられ、やるべきことはやっていたが、果たして仕事に誇りを持ってやっていただろうか?自分の働きが他の誰かの評価にも繋がるなんていう、荷の重い仕事をしたことがあっただろうか?そもそもそんな仕事を任せてもらえることがあっただろうか?
目上の方への接し方はどうだっただろう?敬語は間違いなく使えていただろうか?失礼なことを言ってはいなかっただろうか、気配りは出来ていただろうか?
自分の理想が先行して、感情的になることも多かった。自分以外の誰かのことを考えることなんてなかった。
22歳、今自分で思い返すと、思っていたよりはるかに子どもだったように思う。
2008年夏にこの世界に飛び込んだ小瀧くんは、当時11歳。
小学生だった彼は、翌月にはユニットに加入(のちの7WEST)、瞬く間に注目を浴びることとなった。
多感な年齢、自分を取り巻く突然の環境の変化、人間関係。
すでに体が大きく大人びていた彼は、きっとその年代の誰よりも落ち着いて見えただろう。何を言われても平気なように見えたかもしれない。
まだまだ成長過程にある小さな脆い心を隠して、どんな風に日々を過ごしていたのだろうか。小瀧くんに対してもはや母のような気持ちを抱いている私は、過保護にこんな想像までしてしまう。
この世界で生きていく為、そして自分を守る為に、彼は同年代の子たちよりも何倍も、何十倍もはやいスピードで大人にならなければいけなかっただろう。
今でも時々垣間見られる子どものように口を大きく開けて笑う彼を見ると、周りが思う自分でいよう、完璧であろうと気を張り続けているんじゃないかとふと心配になることがある。
自担である重岡くんにも感じることだが、小瀧くんもメンバーに抱きついたり、体に触れようとする場面をよく見かける。
その度に「さみしい」という心理が無意識のうちに行動に現れているのではと考え過ぎてしまう。誰かの存在を感じないと、ひとりになってしまう、と無意識に思っていたらどうしよう。なんて。余計なお世話だろうが。
冒頭でも言ったように、私の目に彼は、いつでも余裕があるように見える。
「なんでもスマートにこなす天才肌」。
でも、果たしてそれは、彼が本来持っているものなのだろうか。
私と同じように、小瀧くんに「完璧」というイメージを重ねている人は少なくないと思う。
周りの期待、いや、期待というよりは、「できるよね?」という自分のキャパシティ以上の成果をはじめから求められていたとして。
彼に与えられた課題が、本当は本人にとって苦手なことだったとして、どれだけ努力して頑張って成し遂げたことでも、「出来て当たり前だよね、だってなんでもできるもんね」で片付けられてはいやしないか。
勿論彼には持って生まれた華がある。きっと求められたものをある程度すぐに形にするセンスも持ち合わせているだろう。
しかしあれほどの成果を生むひとが努力をしていないわけがないのだ。彼の性格もあるのか、それをジャニーズWESTのメンバーの中で一番出さないようにしているように感じる。
周りが思う「小瀧望」でいるために。
本来ならばプレッシャーでしかないはずの「完璧」というレッテルを。それをもはや、武器とするために。自ら身体中に貼り付けて。
そうだとしたら、とんでもない根性だと思う。
すごく、かっこいいと思う。
目立ち過ぎないように、なのか、小さく丸まって見えていたあの背中。
手足の長さに対して少々控えめに見えていたダンス。
やさしくて、器用に見えて実はすこし不器用で、かしこくて、気遣いのひと。
私は彼に、もっとそのすらっと伸びた手を大きく広げて生きてほしい。
背筋をピンと伸ばして、184cmの世界からしか見えないものや、気付けない色や景色をもっと教えて欲しい。
どんな光も拾い集めることができる、その瞳に映っているものを。
頑張らな、とひとりで走り出してしまうこともあるだろう。
22年間生きてきて、集めてきたものをしまっている引き出しの中に、探している答えがなくて悩むこともあるだろう。
そんな時は一度、周りを見渡してほしい。
誰かが近くにいたら、どうか思う存分甘えてほしい。
きっと誰よりも甘えられずに生きてきただろうから。
彼が背負うジャニーズWESTのピンク。
そのピンクは鮮烈に光を放つビビッドなものでもあり、時に頰を染めた血色のような穏やかなものでもある。
彩度を自在に操り、私たちにいろんな色を見せてくれる。私たちをいろんな世界に連れていってくれる。
そんな光がいるんだ、
ジャニーズWESTはどこまでもいける。
そしてきっと、いつまでも眩しい。
私の赤ペン、何を描くのに使おうか
2019年、もう1ヶ月と半分がすぎました。
時の流れははやいもので、もう花粉が飛散する季節となりましたね。皆さんいかがお過ごしでしょうか?鼻、垂れてますか?
Twitterには散々浮上しているのですが、こちらではご無沙汰しております!
どうも、シゲルでございます!
前回の記事を多くの方に読んでいただいたようで、沢山のあたたかいお言葉を頂戴しました!感謝と、あの一万字超えの論文をよくぞ最後まで…!といった感動と驚きの気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
正直あの記事を書き終えたとき爽快感と達成感はもう今後味わえないかもしれないと思うほどでした。一種の燃え尽き症候群です。
そんな去年末のブログを書ききって燃え尽きたかのように見えた私ではありましたが、2019年に入り、たった2ヶ月で感じたどうしようもないこの気持ちをどうしても書き留めておきたくて、ここに来ました。
また長くなります。もう予感してます。私情も混ざりまくった文章になりますので、読むのにエネルギーかなり使うと思います。よろしくお願い致します。(何を)
さて、まずは明るすぎるトピックスからいきましょうか!
2019年、ジャニーズWEST5周年という記念イヤーが無事スタートしました!!!
いやぁ、めでたい!大きな病気や怪我もなく(知らないだけであったのかもしれないけど)7人で5周年に突入出来たこと、ファンの1人として心から嬉しく思います!
CDデビュー日はもう少し先ですが、おめでとうございます!わーい!
そんなジャニーズWEST、2019年すでにエンジン全開で走り出しておりますぞ。ここで少しまとめておきましょう。
①2019年1月1日 ジャニーズカウントダウンコンサート
いやまって、まだ2019年1日目なんよ、なんならまだ始まって数分なんよ。新年早々やってくれるじゃねーか自軍…………強いよ強すぎるよ、とオタクたちが騒然とした元旦。
とりあえず小瀧くんの脚が長えんだわ…………
②ジャニーズWEST LIVE TOUR 2019 WESTV! 開幕
1月3日の横浜アリーナを皮切りに、全国8箇所34公演を3ヶ月かけてまわる恒例の冬ツアーがスタートしております!
2018年12月5日に発売されたアルバム「WESTV!」を引っ提げた今ツアー、作り込まれた隙のない構成、笑いあり涙ありの素敵なステージ。北海道まで突っ走れ〜!
③2019年第一弾シングル 「ホメチギリスト/傷だらけの愛」発売
2019年1月30日に発売となった「ホメチギリスト/傷だらけの愛」という両A面シングルが、日本の働く皆さんへ元気を届ける素敵な応援ソングとして話題となったことは記憶に新しいですよね!歌詞の中に登場する「めちゃんこイケてるやん」というフレーズは、どれだけ頑張っていてもなかなか自分を褒められずにいる人でも気軽に自分を褒めてあげられる魔法の言葉としてジャニーズWESTのファン内で飛び交っております。素敵ですよね。
ex.仕事に行くために起きて化粧した私、めちゃんこイケてるやん!
④2019年2月2日 ジャニーズWEST美声の乱 @MUSICFAIR
これも記憶に新しい、2月2日に放送されたMUSICFAIRでのCHEMISTRYさんとのコラボでとうとう歌うまアイドルとしても世間に見つかり、どうやらこれきっかけでジャニーズWESTのファンになられた方もいらっしゃるとか………?
ジャニーズWEST!5周年、早速いい波乗ってんねえ!!!⤴︎⤴︎⤴︎
(アラサー無理した)
2019年、まだあと10ヶ月も残ってます。
どんなことが待っているのか、想像するだけでもワクワクしますね。きっととてつもなく楽しくて一生の思い出になるようなことを考えてくれているに違いありません!!!
さてさて、ここですでに2000字使ってしまっておりますが、本題はなんとここからなんですね。おいおいマジかよ、というツッコミも聞こえてきそうですね。
先程挙げました絶賛公演中のライブツアー「WESTV!」、私も福岡、大阪公演と楽しませていただいてきました!本当に楽しかった!こんなに笑って泣いたコンサートはそうありません。
そこで披露された「間違っちゃいない」。
「WESTV!」通常盤に収録されており、コンサートで聴く前からも大好きだった曲。
会場で歌っている重岡くんを観て感じたことをどうしても残しておきたくて、今からポツポツと書き連ねていこうと思います。
演出などネタバレにつながることも書いてしまうかもしれないので、ネタバレ回避されている方はここから下は、公演をご覧になった後に読んでいただけたら嬉しいです。
まず、アルバム発売前。
「間違っちゃいない」が重岡くん作詞作曲と知った時の私の心境
「WESTival」収録「乗り越しラブストーリー」で作詞(済)だった重岡くんが、ついに作曲(済)に………!!!
この時代に生きられていることに感謝。(スケールが壮大)
リリースのタイミングで重岡くんのファンでいられることが嬉しすぎる。
しかも作曲となると、重岡くんの体の中に流れている音楽がどんなものなのかを知れてしまう。26年の人生でどんな音楽に触れて、どんなメロディを好んで、自分から生まれた言葉にどんな音を嵌めるのかを知れてしまう。(逆かもしれないけど)
重岡くんはあまり自分から自分のことを深く話さないし、うーん、なんと表現したら良いか難しいところではあるのですが、「気付いてたとしても知らないふりしといてね」、みたいな表情をすることが多々あって立ち入ることが難しい領域が彼にはあるけれど、音楽ってそれこそ、自分自身を赤裸々に表現できるツールになり得ると私は思っていて。
その人の全てを掴むことは難しくても、言葉で理解するよりももっとストレートに、感覚的にその人の人となりを感じられる気がするんですね。
私はドキドキしながら発売日を待っていました。26歳の重岡くんは何を考えてどんなものをつくるんだろう、と。
そして発売当日、12月5日、開いた歌詞カード。
想像していたものとは少し違う、胸が痛くなるような言葉が一行目から並んでいました。
涙一粒 星降る夜に
光れない 馴染めない
なぜ同じように生きれないの
私の目にはいつも重岡くんはキラキラ光って見えていました。
重岡くんにしかできないセンターをジャニーズWESTの中でしっかり確立していて、じゃあたとえばそれが他のジャニーズグループのセンターと少し違っていても、それが良いんだと。唯一無二の存在。
そんな重岡くんが「同じように生きれない」と。頭を鈍器で殴られたような、なんというか鈍い痛みがずっと続く感覚に陥りました。すげー痛かったなぁ。
ここから完全に私の話なっちゃってすみません。
基本的に私は自他共に認める「超ポジティブガール!」でして、大体のことはまあいいか、とやり過ごせる人間なんですけど、WESTV!が発売された頃、人生で一番仕事が忙しく、そしてちょうどその期間病気を拗らせておりまして(ガチで体調崩す方)、ポジティブな考え方を一切出来なくなっていたタイミングでした。
まあ今となっては良い経験!で済む話なんですけど、ご飯も食べられない夜も眠れない、こんなに逃げたい辞めたいと思ったことは社会人になってから始めてのことでした。
社会人経験が10年近くなってくると、そこそこ自分の仕事に自信というか、まあプライドのようなものが生まれつつあってですね。
自分ではそこそこ仕事は早い方、確認もしっかりするから抜けも無い方、と思っていました。
でもその時期はやったことのない大きな仕事を任せていただいていたことでのプレッシャーと、体調不良もあって抜けが出まくって、仕事が終わらない、でも明日も新しい仕事が来る、誰も助けてくれない、誰も理解してくれない、なんでこんなことも出来ないのと言われ続け、そのうち何も感じなくなった。
右耳から入った言葉が脳内でモザイク加工されて、左耳から抜けていく、っていう感覚でしょうか。
消えたくなった夜
逃げたくなった朝
私には毎日繰り返しやってくるものでした。
でも、そう思っている弱い自分が心底恥ずかしかったです。
仕事自体は好きだし、たくさんの人が経験できるわけではないことをさせてもらっておいて、何甘えたこと言ってんだよ私、って。
なのにその後に重岡くんが続けた言葉が
まあまあ カッコいいんじゃない
だったときの衝撃は今でも忘れられません。
重岡くんもこう思うことあるんだ、デビュー前に思ってたりしたことを歌詞にしたのかな?なんてぼんやり思いながら通勤中に毎日繰り返し聴き、ついにWESTV!福岡公演の日を迎えました。
「間違っちゃいない」を披露する前に、重岡くんが少し話をしてくれる時間があるんですけど、その日重岡くんはぽつりとこの曲を作ったときの話をしてくれました。
「この曲は、去年つらいことがあって、その時に描いた曲なんですけど」、と。
その話をするのも苦しそうに、その頃を思い出すことすらつらそうに、絞り出すように、途切れ途切れにそう言いました。
去年の重岡くんを思い出せる限り思い出してみても、いつだってキラキラして見えたし、笑ってるように見えた。あの重岡くんから生まれた言葉とは到底思えなかった。
ファンに気づかれるようなことは絶対しない人なのは分かっているけど、本当に、全く気づけなかった。元気に楽しく生活してくれてるとばかり思ってた。
こんなに重岡くんを好きな人がたくさんいるのに、本人はひとりぼっちだと感じていたらどうしよう。とか、なんかどうしようもなく泣けてしまって。
いやまって、今一瞬正気取り戻したけどなんだこの重たすぎる気持ちは。
重岡くんの話を聞いている神ちゃん、濵ちゃんは、心配そうにするでもなく、真剣な表情をするでもなく、ただただ優しい顔をしていたのがとても印象的でした。重岡くんが言葉に詰まっても、「どれだけ時間かかってもいいからしげの言葉で」という2人の気持ちがあの空間に滲んでいた気がして、まあこれも勝手な憶測なんですけどとてもあったかい気持ちになりました。
胸の前で両手をぎゅっと握りしめて、重岡くんは自分のパートを歌っていました。
笑ってるのに泣いてるように見えました。
でもどうしてだろう、
重岡くんと神山くんと濵田くんが3人で奏でている「間違っちゃいない」を目の前で見ると、ひとりで泣きながら聴いていた「間違っちゃいない」よりも元気を分けてくれる曲に聴こえてきたんですよね。つらいしんどいにげたいきえたいたすけて、って気持ちではなくて。あの時の感覚が今でも忘れられない。すごい体験でした。
しんどかった頃の自分には、重岡くんが綴った胸が痛む言葉だけが歌詞カードから浮き出て見えてしまっていたのかもしれません。
あの日々を経験して落ち着いたいま浮かび上がって見えるのは「花マルつくれるね」「どんな自分だっていい」「僕は僕で僕なんだ」「間違っちゃいないんだ」という優しい重岡くんからのエールばかりなんです。
ちょっと哲学的なことを考えるのが好きでよくわけのわからないことを言っちゃう人間なんですけど、最近よく考えることがあります。
普段私たちはたった50個しかない音を駆使して自分の気持ちを言葉にしている。
50個しかない音で、人を救ったり、逆に傷つけたりすることができる。
たった50個。
そこから自分の伝えたいことを形にするために必要な音をひとつずつ大切に選んで、並べて、違うなと思ったらまた並び替えて。
私は文章を読むのも書くのもめちゃくちゃ好きなんですけど、それはその作業が好きだからなのかもしれないと、最近気付きました。
そして私は重岡くんがするそれが、とても好きです。
丁寧で繊細で、人間らしい。
それがとてもかっこいい。
この曲を歌うたびに命を削っているように見えてしまって苦しいなと思っていました。
重岡くんがキーボードを力強く手のひらでなぞるたびに、そこからサラサラと消えてってしまうじゃないかって。リズムを刻む左足が地面を蹴るたびにどこか削れていってるんじゃないかって。
「友達といても恋人といても家族といても、なんかひとりな気がすることって誰でもあると思うんだけど、そんな時に聞いてほしい曲を、3人で作りました」
そんなことを大阪公演で言っていた重岡くん。
削った命はまたそこから光り始めて、削れた部分は磨かれて今よりもっと強くなるんだろうなぁ。
重岡くんが自分自身を救うために綴ったあの言葉たちはいま、いろんな場所、いろんな立場、いろんな状況の中にいるひとりひとりの背中を、「ひとりじゃないからな!」と強く叩いてくれるような、そんな曲になってる。
ひとりで苦しんでいたであろう重岡くんが、そんなひとが自分以外に生まれることがないように、とでも言ってくれてるみたいに。
私は人間として、重岡くんが好きなんだなと改めて実感しました。
もちろん笑顔は可愛い、キメるときはかっこいい、とにかく顔がいい。わかってる、わかってるよ。
それ以前に、重岡大毅という人間がたまらなく好きだ。
できることなら、あんな風に生きられたらいいなぁなんて思うくらい。
「熱には熱を、愛には愛を返せる大人になりたい」
重岡くんの言葉で一番好きな言葉です。
重岡くんにも、ジャニーズWESTにも、ジャニーズWESTを好きな全世界にいる仲間にも、私は愛をたくさん返したい。
うまくいくこと、いかないこと、生きてればたくさんあると思うけど、どんなに小さくても頑張ったところには私の赤ペンで、大きく花マルをつくってあげたい。
そんな風に私は私の赤ペンが掠れてつかなくなるまで使いたい。
ジャニーズWEST、5周年。
私は彼らがデビューしてからジャニーズWESTを好きになりました。
知らないこともたくさんあります、デビュー発表から7人でのデビューが決まるまでのあの誰もがつらかった日々も経験していません。
それでも今とても楽しくジャニーズWESTを応援できるのは、ジャニーズWESTのみんなと、それまで彼らを応援してきたみんながとってもあったかかったから。
「おう!どこフラフラしとってん!待ちくたびれたわ!」って、さあいこうか!って、みんなが肩を組んでくれたから。
そうやって仲間に入れてもらったからには全力で5周年を盛り上げたいし、これからジャニーズWESTを知るまだ見ぬ仲間たちに「どこにおったん!待ってたよ!さあ、いこうか!」と、その都度肩を組みにいけるファンでありたい。
と、いま心からそう思うわけです。
おいでよ!重岡大毅の沼!〜重岡担の私が本気出して自担をダイマしてみた〜
このブログに興味を示し、このページを開き、目にしてくださっているあなたの脳に心に、いやもっと奥深く、本人ですらコントロールできないあなたという人間の本質部分に向けて直接語りかけています。
このページに辿り着いた理由がなんであれ、出会えて嬉しいです。
こんにちは。シゲルと申します。
季節は秋。皆様いかがお過ごしでしょうか?だんだんと昼は短くなり、朝夕にはヒンヤリとした風が吹き込むようになってまいりました。金木犀の良い香りもするようになりましたね。
読書の秋、食欲の秋、芸術の秋。
世間では秋は何かを始めるにはうってつけの、過ごしやすい季節だと言われています。
皆様は何か新しいことを始めるご予定はありますか?
えっ?特に決まってない?
ヨッ!その答え待ってた!!!
そんなあなたに今回私が提唱したい秋のおすすめの過ごし方はこちら。
デデン!
(ここで拍手のSE)
ジャニーズWESTの秋とは?何ぞ?とお思いの方がおられるのは想定内だ。少々説明の為お時間を頂戴したい。
このジャニーズWESTというジャニーズ事務所所属のアイドルグループ、メンバー7人のうち夏生まれが5人もおり、かつサマーソングをたくさん持ち歌として持っているにも関わらず、1st Tour パリピポ(2015年5月〜6月)以来夏にコンサートを開催していないのである。2018年もファンの「夏コン!野外!夏生まれのお誕生日お祝い!」という願いは虚しく、夏のツアーは叶わなかった。それは来年のデビュー5周年に期待するとしよう。
ジャニーズWESTのコンサートというとラッキィィィィィィィ7(2016年1月〜4月)以降ここ数年、おおよそ1月〜5月前後という期間、つまり大枠で言えば冬にコンサートツアーを行なっている為、ファンの中ではそろそろツアーのお知らせが来るのでは……と日々ソワソワする時期に差し掛かっているのである。
そう、
ジャニーズWESTを始めるには今、この秋が非常に良いタイミングなのだ。
(気になる→すぐ現場 は好きを加速させるよい材料となります。現場は熱いうちに行け、ですぞ。)
何かを始めるにはうってつけの秋、
皆さんでジャニーズWEST、はじめませんか?
(2014年4月23日 「ええじゃないか」でデビュー)
(インパクト重視)
左から
中間淳太(1987年10月21日生まれ)
ジャニーズWESTのブレイン、いじられがちな最年長。運動が少々苦手で、ジャニーズ運動会前のコンサートMCにて「お母さんに連絡帳書いてもらって休もっかな」。将来に繋げる為の勉強の時間を惜しまない努力家、グループの成長を牽引している。
神山智洋(1993年7月1日生まれ)
作詞、作曲、振付もできる多彩な彼、なんでもそつなくこなす器用さ。オシャレが大好きで見るたびに髪色が変わる。かつてJr.時代尖っていた時期を経て(通称ジャックナイフ)今では穏やかなWESTのオカン的存在。感受性が豊かで笑うと猫みたいに細くなる目が可愛い。
藤井流星(1993年8月18日生まれ)
その名の通り流れ星を瞳に宿している「生きる美術作品」。そんな彼の中身はとんでもない天然。口に水を入れていることを忘れて喋り出すことも。いい意味で何事にも一線をおいている印象。物事を冷静に、かつ俯瞰的に見られる為メンバーからの信頼が厚い。
重岡大毅(1992年8月26日生まれ)
言わずと知れたジャニーズWESTの魂、唯一無二のセンター、絶対的エース!!!左頬にだけできる笑窪は天使の印!コラコラ、歯の数はみんなと同じですぞ!誰のことも傷付けない優しい言い回しをいつだって当たり前に選んでくれるあったかい、熱い男。
小瀧望(1996年7月30日生まれ)
ジャニーズ1の長身、ジャニーズWESTが誇るFINEBOYS専属モデル!人類初の2.5枚目というポジションを確立しており、彼の繰り出すボケはクセになる。顔が半端なく良い上に賢く、最年少ながら仕事への強い思いやこだわりを持つ。天はどう考えても二物を与えた。
濵田崇裕(1988年12月19日生まれ)
寝ても覚めても釣りブーム継続中。超なで肩。器用なタイプではないように見えるが、ひとつひとつを丁寧にこなし、いつでも一生懸命な彼の真っ直ぐな言葉にみんな救われている。「皆様に悪いことは少なめに、とても良いことばかりが起こりますように!」
桐山照史(1989年8月31日生まれ)
趣味はダイエット、特技はリバウンドでお馴染み、ただ彼は実物見るとめっちゃ顔小さい。独特な笑い声にはついつられてしまう。優しいが故に傷付いてしまうことも少なくないだろう繊細な感性の持ち主。よく通る声を武器に近年は舞台でも大活躍!
(すべて私調べ)
どうにか6行以内に、と思いながら簡単にメンバー紹介させていただきましたが、本来であれば1人の紹介につき数時間ずつはいただきたいところ。ブログに認めるとなれば何万字書けば良いか見当もつかない。そのくらい魅力的な7人で構成されているジャニーズWEST。
私はこのジャニーズWESTの重岡大毅さんを所謂「自担」として、毎日楽しくオタク活動に勤しんでおります。
少々唐突ではありますが、今回このブログを見てくださっている皆様に、今日より明日、明日より明後日と今よりもっともっと重岡大毅さんを好きになってもらうべく、この記事を書くことにしました。
私がこの記事を書くことに何か意味があるのかと聞かれるとよくわかりませんが、重岡担しか知らないなんて勿体無いなと。
重岡くんはとても魅力的な人なので、たくさんの人に知っていただけたらなぁ、なんて思いながら、書き連ねていこうと思います。
しばし、お付き合いくださいませ。
みんなおいでよ!重岡大毅の沼!
(どうぶつの森的な意味で)
沼その1:無限の語彙力想像力
ど真ん中の魂は俺(Myojo 2018年9月号 1万字ロングインタビュー内)
熱には熱を、愛には愛を返せるそんな大人になりたいと思います(ラッキィィィィィィィ7ツアー 宮城公演挨拶)
今、100%がんばれば、未来の自分が絶対引き上げてくれる(2016年3月 日本映画navi)
決して難しい言葉を並べるわけでない。けれど、その時その時の自分にどストレートに刺さる言葉を重岡くんはいつも口にします。私はとてつもなくそれが好きです。
私たちファンを鼓舞するようなエールを力の限り叫んでくれることに、どれほど救われているか。
綺麗な花にはトゲがある 、見抜いたのは僕だけだったの
こちらも重岡くんが数年前のジャニーズWebの連載「なにわぶ誌」にてポロリと投下したエモーショナルな一文です。
これだけ何も知らずに見たら、なんて胸を刺す一文なんだろうって、そう思いません?
これですね、きゅうりのことを言ってたんですよ。いやほんと脳内どないなっとんねん。
重岡くんが苦手なきゅうり、僕はきゅうりを愛せないと、そういうことだったんです。
きゅうりの花は綺麗な黄色の花を咲かせますが、最終的には重岡くんの苦手なきゅうりの実をつけちゃうんだもん。
そんなこともあり、表現力の豊かさもチラホラと垣間見えるようになったことで「いつか作詞を!」とファンから声も上がっていた重岡くん、ついに2018年発売WESTivalで作詞に挑戦し、「乗り越しラブストーリー」という名曲をこの世に爆誕させました。
※深読み芸人こと私が「乗り越しラブストーリー」について熱く考えた回
重岡くんは小説の一節のような、含みを持たせた表現をするのがとても上手なんです!読書量が伺えますな……
こちら側がいろんな解釈ができるような、宇宙みたいな広がりを持つ言葉を生み出す人だなといつも思います。
重岡大毅という人間にだんだん興味が湧いてきませんか?私はとても湧く。(早口で一息)
そんな重岡くんが口にした言葉の中で最も印象的で、すごく素敵だなと思ったものが2016年12月24、25日に京セラドーム大阪で行われたジャニーズWEST 1st ドームLIVE 24から感謝届けますでの言葉。
10年前に先輩のバックでついた京セラドーム公演、いつか自分も…と夢見ていたその頃の自分がそこから見てる気がして。と漏らしたこと。
「見てる?おーい!」といつもの笑顔でおどけて舞台袖に向かって手を振っていた重岡くん。この10年にどんなことがあってどんな思いをして、どんなことを思い返しながら舞台袖でこちらを見ている10年前の自分に手を振ったんだろう。
重岡くんの素敵な言葉に触れられるのはコンサートでの挨拶が多かったりするので、是非……是非、ジャニーズWESTの現場にて体感してください…!!!
沼その2:幸せを運ぶだっきゃんスマイル
重岡大毅+笑顔=世界平和
この方程式だけでも、よかったら覚えて帰ってください。
だっきゃんスマイルと称されるほど、見るもの全てを幸せな気持ちにしてくれる重岡くんの笑顔。
目を細めて、めいっぱい口を開けて笑う重岡くんは私の目にはいつだってキラキラして見えます。
今を確実に生きているのに、なんだか儚い。この一瞬は今しか出会えないのかなと、そう思わせるような笑顔だなといつも思います。
沼その3:その後の彼の幸せを願わずにはいられない・自然すぎる演技
今回比重を置いてお話したいところはココ。今まで散々文字数を使って話しておいてここで一番話すんかい、と私自身も思っています。
重岡くんはジャニーズ入所後、数々のドラマに出演していますが、その中でもデビュー後出演したものに関して触れていきたいと思います。
海老沢ゆずる
(2014年9月〜 「ごめんね青春!」)
またの名を、愛すべき爆イケ高校生。(呼んでるの私だけかもしれん)
関ジャニ∞錦戸亮さん主演の2014年秋クールのドラマに主要生徒役として出演していました。
そう、からくりです!恋多き男海老沢ゆずる!!!
お調子者でまっすぐ、体当たりの演技がとても素敵でした!!!そしてあの独特な色の学ランがとっても似合ってた!!!
本作のロケ地が静岡県の三島だったこともあり、重岡くんは当時東京で一人暮らしをしていました。オムレツと鍋をすげぇ作ってたそうな。
どうやら役の世界にのめり込む、もはや役に飲み込まれるまで追い込むストイックなタイプのようで、ずっと標準語になってしまうこともあったそうです。流星くんが「無理せんでいいんちゃう?」と言いたくなる…とどこかで発言してたような記憶があります………
保健室での他の生徒、先生との掛け合いがテンポよく、見ていて自分の青春時代を思い返し、戻れないあの頃に想いを馳せてしまう、そんな切なくも微笑ましく、あたたかいドラマです。
錦戸くん演じる平ちゃん先生の言葉は捻くれずに聞き入れられる、スッと胸に沁みます。
ごめんね青春! DVD-BOX
大友勝利
(2016月11月公開 「溺れるナイフ」)
「俳優・重岡大毅」の名を各界に轟かせるキッカケとなった作品だと思っています。
※本編について私がただただ熱く語っている回
映画全体の色彩が美しく、でもどこか上から墨のような薄い黒が塗られているじんわりとした暗が漂う世界の中で、大友が登場するシーンだけは夏の太陽の光を全て集めたような、そんな風に思えてくるのです。
劇中で菅田将暉くん演じるコウちゃんが青で表現されているのに対して、赤で表現されている重岡くん演じる大友。
椿を咥えて微笑む伝説のシーンは重岡担全員好きです。これは絶対です。(異議はないと信じたい)
「重岡大毅=青春の擬人化」というイメージは大友役を演じたことで立証されたと言っても過言ではない。限りなくいい奴、なのに自分の幸せにはあと少し手が届かない。それを外から見ているこちらが彼に惹かれないわけがない。そんなあの世界にとっても観ている私たちにとっても太陽のような大友を熱演しました。百聞は一見にしかず、是非ご覧ください。
溺れるナイフ コレクターズ・エディション(2枚組) [DVD] Amazon CAPTCHA
火賀俊平←NEW!
(2018年8月配信「宇宙を駆けるよだか」)
こちらは記憶にも新しい、今年の8月1日にNetflixにて全世界同時配信されたネットドラマです。
ジャニーズWESTのメンバー、神山智洋さんとのW主演。グループ内では「かみしげ」(と書いて平和の象徴と読む)(読まない)と呼ばれ、「Lovely Xmas」という天使のラブソングと表現しても相違ないユニット曲を歌っているシンメの二人が、な、なんと、恋敵を演じているのです!!!
「外見と中身」という、テーマとしてはとてもナイーブなもので、原作内の設定を実写化するのはとても難しいのでは…と思っていたのですが、もう、ほんとそう思ってたことを全力で謝罪したい。大変申し訳ございませんでした。
とにかく、主要キャスト4人の圧巻の演技力。特に女の子2人の迫真の演技に圧倒され、感情移入してしまいます。清原果耶ちゃん、富田望生ちゃん、まだ未成年なんて嘘でしょ………?
そのお二人に触発されたかのように重岡くん、神山くんの演技も最大限に輝いていたように思います。
重岡くん演じる火賀は、これまた主人公のことを想いながらも、主人公としろちゃんの恋を全力で応援してしまう、またもや報われない男の子。クラスの人気者でみんなが火賀を好きなのに、好きな女の子の気持ちは自分に向かない。
奪えばいいのに!奪えよ火賀!頑張れば奪えるよ!と、観ながら何度思ったことでしょう。でも火賀はただただ、幼馴染でもある2人のことが大好きなんです。2人が幸せであることが自分にとっての幸せなんですね。でもきっと本当はそれが全てなんかじゃなくて、2人の幸せが自分の幸せだなんて到底言えない感情だって渦巻いているはず。それでも火賀は、自分のことを見ていない好きな人の背中を押したあとこっそり、ちょっとだけ泣いて、そんなことなかったかのようにまた笑うんですよ。
「奪えるもんなら奪いたかったよ」
でもしろちゃんを好きな気持ちを、俺に気を遣って迷うなよ、と。言うんです。彼は。
火賀!!!どうか世界一幸せになってくれよ!!!
Netflixは登録後1ヶ月はお試し期間で無料ですぞ!そしてなんと宇宙を駆けるよだかは全話配信済み!一気見が可能!!!観ない他ない!!!本編はこちらから!!!
以上3作品が、重岡くんを好きになるしかないスリーステップかなと個人的に思っております。自分、出てないのに彼に片想いしてる同じクラスの女子役しちゃう。ついうっかり恋しちゃうんですよね。
どの作品においても彼の演じる役をとてつもなく愛おしく思うはずです。本当にその人物が実在するような、見終わった後、その後の彼がどうか幸せでありますようにと、そう願わずにはいられなくなります。重岡くんの演技の魅力的なところは、そこかなと思います。
もっともっと色んな作品に色んな役柄で出演し、活躍しているところが見たいなぁと重岡担WEST担が熱望している所以はそこにあるのです。
沼その4:実はとんでもないクレイジーエピソードの持ち主
ここまで散々、超真面目に、重岡くんについて語ってまいりましたが、実は彼、前提としてSo Crazyな一面がありまして。
いやなんで今?なんで散々真面目に褒めちぎっておいて今?って思いました?私は逆にここで出すことに意味があるとすら思っている。
・己の乳首を吸わせることでダイソンの驚きの吸引力を実感
・淳太くんへの誕生日プレゼントのMacBookに「じゅんたのまっき」と油性ペンでペン入れ
・私服特定対策のためブランドロゴをガムテープで隠す
この辺り、個人的に好きな笑い。
ネットで検索いただけますと、それぞれ詳細が見られるかと思いますので気になられた方是非調べてみてください。そしてこれどころじゃないです、他にもとんでもないクレイジーエピソードをお持ちの重岡くん。
とにかく、「重岡大毅……どうした……なんなんだよそのギャップ………」と頭を抱える結果になると思います。
◎必見!ライブ映像部門
ジャニーズWESTは現在5つのライブDVDをリリースしています。
私的見どころをあげさせていただきますのでぜひご覧ください!
ジャニーズWEST 1stコンサート 一発めぇぇぇぇぇぇぇ!
https://www.amazon.co.jp/dp/B014GMESD2/ref=cm_sw_r_cp_api_LcfWBb3BVC4NG
ジャニーズWESTデビュー後初の単独コンサートを収録!一発目のコンサートならではのセトリ、構成となっていて初々しいメンバーが見られます!かっこいい、かわいい、おもしろい、いろんな顔のジャニーズWESTが満載!
【ここを見てほしい!】
自己紹介RAP/Break Out!〜Can't stop/ズンドコパラダイスにいくまでの茶番/Criminal
初の全国ツアーを収録!オープニングの映像から一発めぇ!とは明らかにテイストの違うかっこいい彼らが見られます!セトリも人気が高く、私の周りのオタク友達は「パリピポが一番好き!」という子も多いほど!
【ここを見てほしい!】
SCARS/アカンLOVE〜純情愛やで〜/Toxic Love/SAKURA〜旅立ちのうた〜/PARTY MANIACS/Time goes by
ジャニーズWEST CONCERT TOUR 2016 ラッキィィィィィィィ7
個人的に一番好きなライブツアーです。オープニングのスロットの映像、コイン柄の衣装を纏ったメンバーがスロットから出てくるコインのように滑り台で滑り落ちてくるあのシーン!ライブが始まるぞ!!!という高揚感を一番感じられます。セトリも終始感情を揺さぶられる順番となっていて、ドキドキワクワクの内容!
【ここを見てほしい!】
ラッキィスペシャル/迷宮SUMMER/PARTY MANIACS/きみへのメロディー/Lovely Xmas/ホルモン〜関西に伝わりしダイヤモンド〜/TAMER→Eternal/ガッテンアンセム
ジャニーズWEST 1stドーム LIVE 24から感謝 届けます
https://www.amazon.co.jp/dp/B06Y5JZ1WM/ref=cm_sw_r_cp_api_kqfWBbFBVQ93Z
先程重岡くんの語彙力のところでも話にあげましたがこちらはジャニーズWESTの初ドーム公演を収録した映像です。
セットリスト一曲目、デビュー曲「ええじゃないか」。重岡くんの「せーの!」の掛け声で始まります。
明るくなった会場、ドームがファンで埋まっていて、はち切れんばかりの歓声を体全体に振動として感じた重岡くんは、その「せーの」すらも飛んでしまったと語っていました。重岡くんだけでなく他のメンバーみんなの何とも言えない緊張と安堵と感激と、いろんな感情が入り混じった表情を見ることが出来ます。
また、最後のひとりひとりの挨拶はハンカチ、いやバスタオル必須。私もこの公演に入っていたのですが、会場中から嗚咽が聞こえるあの空間は忘れられません。
【ここを見てほしい!】
ええじゃないか/Dial Up/シルエット/ボクら/Colorful Magic/エエやんけェ!!〜ホルモンまでのダンスメドレー/CHO-EXTACY/一人一人の挨拶からのAll My Love
ジャニーズWEST LIVE TOUR 2017 なうぇすと
https://www.amazon.co.jp/dp/B075MD8VLB/ref=cm_sw_r_cp_api_JsfWBb8PK25WW
「え!その曲から始まるの!?」と全オタクの感情をめちゃくちゃにした伝説のセトリ。ジャニーズWESTの新たな一面が見えたコンサートでした。個人的にオープニングの宇宙柄衣装がとても好きです。
【ここを見てほしい!】
PARTY MANIACS→Unlimited/You're My Treasure→CHO-EXTACY/大阪弁ら〜にんぐ/無鉄砲ボーイ/Beliver→one chance/KIZUNA/アンコール
そして2018年10月24日に、最新ライブDVD「WESTival」が発売となります!
重岡くん作詞、しかもピアノ演奏にチャレンジした「乗り越しラブストーリー」が見られる!後世に残すべき円盤となっております!!!お願いそこだけは100回見て!!!一生のお願い!!!
また、小瀧くん主演映画の主題歌「プリンシパルの君へ」、流星くん濵田くん主演のドラマ主題歌「ドラゴンドッグ」も収録されております!!!ぜひ、お手にとっていただければと思います!!!
重岡くんはかつて2014年の一万字インタビューで「不満も言わず自慢もせず家族のために何十年も頑張ってる父を見てると頑張ってるって口に出すのがかっこわるいと思うようになった」と言っていたことがありました。
それは数年経っても変わらず、「努力アピールは好きじゃない。そういうのは見せるもんじゃないと思うし、不言実行というのに憧れる。」というようなことを雑誌のインタビューで答えていたのをニュアンスですが記憶しています。それを今でもたまに、ふと思い出すことがあります。
でも私は、それは自分に少し厳しすぎるんじゃないかなって思うんです。頑張りや努力のさじ加減は人それぞれで、その人がどんな気持ちでどこを目指して頑張ってるかは、本人にしかわからない。他からの評価に左右されるものではない。だからこそ努力した自分を褒めてあげられるのは自分しかいないと、そう思うのです。
不言実行、確かにめちゃくちゃカッコいいです。でも、有言だろうが実行は実行。成し遂げていることには変わりないです。とても素敵じゃないか、と。
頑張ってる人は頑張ってるんだと声を大にして言っていい。「誰よりは頑張ってない」「そこまで頑張ってない」そんなの気にしなくていい。心を削って努力している自分を褒めて、一生懸命なところをたくさんの人に見てもらって、そして報われていくべきだと思うんです。
重岡くんは最近雑誌で小瀧くんに「宇宙を駆けるよだか」が良かった!と褒められていた際に、「正直溺れるナイフのとき、来たと思ったけど、変化なかったで」と答えているのを雑誌のインタビューで見かけました。彼は笑いながら言ったんでしょうけど、私は心底悔しかったです。
世間に見つかって仕事が増えることだけが全てではないのは分かっています。でも、もっともっと重岡くんは誰かの希望や夢になるべき人だと思います。
私は重岡担になってから変わったなと思うことがたくさんあります。
元々苦手だった赤が好きになりました。
仕事に熱く取り組むことは寒い、カッコ悪いと思っていた自分が、今では周りに熱いと言われるほど仕事に打ち込めるようになりました。
人に何かを伝えるときは、一度優しさで膜をしてあげられるような人であろうと思うようになりました。
全てが重岡くんのおかげ、というのも違うのかもしれませんが、私の人生において重岡くんに出会えたことでプラスに変わったことがたくさんあると、そうはっきり言えます。
重岡くんに救われる人がきっとまだ他にもたくさんいると思うんです。
私が重岡くんにたくさんの思い出と、出会いと、楽しさと、笑顔と、たまに切なさと、悔しさと、でもやっぱり幸せをもらえたように、これから先重岡くんに出会う人たちが、重岡くんに出会えたことで人生が変わったと、何年たっても重岡くんを見るたびに思い出す人がもっともっと増えますように。
それが本人に届かなくてもいいから。
勝手かもしれないけど、これからもそういう風に重岡くんを好きでいさせてください。
重岡くんが幸せだなぁと思えるような世界を、知らないところでこっそり支えさせてください。
長々と一万字も綴ってしまったんだけど、
どうかな?
私たちと、重岡くんと、ジャニーズWESTと、これからの人生楽しみ尽くしてみない?
君と僕の切符〜自担がラブソングを作詞しました〜
ガタン ゴトン
決して便利な場所にあるとは言えない立地の古びた木造の駅は、周辺に住んでいる人が街の中心地へ出るために利用する程度でラッシュ時でもさほど混むことはない。端っこの座席に座って手すりにもたれかかりながら見る窓の外の景色の9割は緑で、澄んだ青空は高い。
ゆったりとした穏やかな時間が流れる街に昔から通っている古い電車の軋む音。
たったこのカタカナ6文字で、わたしはこの景色を脳内に描きました。そしてその電車の座席には、重岡くんが座っている気がしました。
この6文字は、ジャニーズWESTの重岡大毅くんが初めて作詞した楽曲、「乗り越しラブストーリー」の書き出し部分です。
初めてこの楽曲をラジオで聴いたとき、「めちゃくちゃ重岡くんだ」そう思いました。「重岡くんっぽい」が具体的にどういうことなのかと聞かれると答えるのが難しいのですが、なによりもまずそう思ったのです。
かっこいい言い回しもないし、おしゃれな単語も出てきませんが、言葉の1つ1つが、私の思う「重岡大毅」らしいなと思ったわけです。これも彼の思惑にまんまとハマっているのでしょうか。
私事ではありますがつい先日、数年ぶりに切符を買って、実家の最寄り駅まで電車に乗りました。
徒歩で通勤しているのでICカードにチャージする機会もあまりなく、残金もわずかだったのでなんとなく券売機で切符を買ったんです。
路線図を見上げて、駅までの電車賃を調べて、小銭を入れて、金額ボタンを押して。
「目的地はあの駅」と意識して、私は切符を買った。
ICカードを使っていると、ある程度の金額チャージしてるかどうかくらいしか気にしていなくて、目的地までの片道の運賃なんてあまり考えなくなっていたんだなぁということに気付きました。
そして、ふと思いました。
切符だからこそ「乗り越す」んだ。
「ここまでしか行けない」と分かってそこまでの切符を買っているのに、目的地がわかっているのに、
それを「乗り越す」ということ。
この歌詞について私がどれだけ時間をかけて考えたって、私達が知り得る情報は本人やジャニーズWESTの他のメンバーの口から明かされる制作秘話だけ。
重岡くんが一体どんなことを考えながら、どんな想いを込めてこの曲を描いたのか。歌詞に出てくる二人がどんな話し方で、どんな顔をして笑っているのか、それは重岡くんにしかわかりません。
でも、歌詞を見て、音を聴いて、歌声を聴いて、私が思い浮かべた風景を、あえてコンサートでの演出を見る前にここに書き記しておきたいと思いました。きっとコンサートでこの曲を実際に聴いたら、また別の解釈をするのかもしれません。それもまた面白いなぁなんて思うわけです。
だらだらと思ったことをブワーしますので、宜しければどうぞお付き合いください。
※以下、歌詞に特化して記述しておりますので、桐山くんの素敵な歌声について触れていないことを先にお詫びします。
「乗り越しラブストーリー」が初解禁となった際、多くの方が「重岡大毅が描いたラブソング」という強烈な字面に被弾し、「乗り越し」という言葉の意味について言及していらっしゃるのをTwitterで沢山お見かけしました。ここでもひとまず、「乗り越し」という言葉の意味について触れておきましょう。
まず「乗り越す」とは
本来降りるつもりだった駅で降りないで、その先の駅まで行くこと
そこで浮かんでくる疑問がコレ。
「乗り越す」と「乗り過ごす」って何が違うの?
なんかニュアンスとしてはなんとなくわかるんだけど、うーん。なんと表現すれば良いのかむず痒いですよねよーくわかります。
以下、ご覧ください。
これら2つの間には少し意味の違いがあります。
「乗り過ごす」は、基本的に「うっかり」「不注意」な感じがします。意図的ではないわけです。
一方「乗り越す」は、「うっかり」の場合、意図的な場合の両方に使えます。
おい!!!みんな息してるか!?!?
うっかり、と見せかけて、意図的な可能性があるんですよあの曲には!!!ヒィ!!!
確かに歌詞を辿ると、自然な感じを装いながら彼女に近づこうとする彼の意図的な行動が読み取れる気がしますよね。
(「よっ」って言えよはよ)
(こっち気づいてや)
そして私はこの曲の歌詞を見ながら何度も聴き込んでいくうちに、こんなことをふと思ったのです。妄想大好きな深読み芸人はこれだから困る。
「おや、これってもしかして、甘酸っぱい初恋を振り返る大人になった僕目線のお話なんじゃないの?」
「あの頃の僕」と、そんな僕を懐かしそうに見つめているもうひとりの「大人になった僕」が同じ電車内に存在しているんじゃないかと。「大人になった僕」が初恋を経験し、大人になっていった「あの頃の僕」を回想する設定なのではないか?
そうだったとしたら重岡くん、この曲を派生させてそのまま短編小説とか描きましょうよ。
これ以降、この曲の歌詞は「大人になった僕」の言葉だと仮定して深掘りさせてください。正直、今の時点で深掘りしすぎなんじゃないかと不安になってます。でもせっかくなので続けます。
久しぶりに電車の中で見かけたあの子、声をかけられずにいるあの頃の僕を見て、普通に声かけたらええやんけ!なに顔赤くなってんねんアホか!、なーんて窓に映る顔を赤くしたあの頃の自分を見て、大人になった僕は呆れてるんでしょうか。
車窓透けた 僕赤ら顔
この表現、小説の一節みたいでとっても素敵ですよね!
車窓に「映る」僕、でなく
車窓に「透けた」僕。
会わない間に綺麗になっていたあの子の横顔を見て、柄にもなく赤くなってる自分が恥ずかしくて、そんな心のドギマギも車窓は透かしてしまったのかしら。
そんな片想いからどんどんと距離は縮まり、大人になった僕は電車に乗って、彼女との日々を目を閉じて思い出していきます。
描き出されている二人の幸せすぎるエピソードの中でも、重岡担のみならず、全オタクの心にデッドボールをぶち込んできたのが2番の冒頭の歌詞です。
まだ歌詞をご存知ない方は心して進んでいただきたい。
重岡大毅くんが、恋愛ものの映画で想像を十分に膨らましたあと、間接照明をつけた部屋で頭を掻きむしりながら、あーでもないこーでもないと書きすすめたということを念頭に入れて、声に出して読みたい日本語。
誕生日にくれた 流行りのキャップ
実はサイズ きつい
「私も一緒に使いたくって」
ってエヘヘちゃうで
はいドーーーン(爆発)
重岡くんって彼女と帽子シェアするのアリなの!?そうなの!?ブヘヘ、となったのは私だけではないはず。ていうか彼女可愛すぎませんか?そしてそれを「エヘヘちゃうでほんま……」って愛に満ちた呆れ顔するんでしょ……むり……(語彙力の欠如)
しんどいエピソードはまだまだ続くよ!
彼女にちょっかいをかけたくて、寝顔をパシャリするんだ。彼女が怒るのわかってて。
それだけでもまあしんどい。しんどいけどその後にはもっと強烈なワンフレーズが私達には待っているよ!
「もうやめて〜」って僕見つけてギュッ
ギュッ……………
怒ってんのにギュッ…………する彼女可愛いかよ………
そしてこの後、重岡くんはまた素晴らしいフレーズを生み出すのです。
アダムとイヴも二度見しとったやろ
表現が秀逸すぎると思いませんか?
アダムとイヴに二度見させたのは後にも先にも重岡くんだけではないでしょうか。
神様に一番はじめに造られた男性と女性に二度見されるんですよ、発想が凄まじい。
ジャニーズwebの連載「なにわぶ誌」でもこの文才の片鱗を垣間見ることができるので登録されている方は是非チェックを!
そんな幸せな思い出を思い返す間にも、電車は次の駅へと進んでいきます。またドアが開いて、人が降りてまた別の人が乗ってくる。
ドアが開くたび、大人になった僕は
「まだ好きなんや」
「まだ降りないで」
幸せそうな二人のエピソードが続く中、ドアが開く瞬間、彼は少々弱気な言葉を呟きます。
これは「あのとき言いたかったけど言えなかった僕の本音」なのかもしれません。
昔は強がって言えなかったことも、大人になると案外ぽろっと言えたりすることもありますよね。心も体も強くなったからこそ弱さを見せることも出来るようになる。大人になった僕はきっとそれに気づいたんでしょうね。
「ドンと構えた僕の切符」
「ポケットつまづいた僕の切符」
「ポケットでぽけーっと僕の切符」
僕の切符はドンと構えておきながらも、つまづいたり、ぽけーっとしたり、なんだか置いてけぼりになっているような印象を受けます。
でも彼から見た「君の切符」は「幸せそう」。
ここで初めて、君に対する表現がどこか他人事のような、曖昧なものになったことにお気付きでしょうか。
僕を待つ君がもしいたら
どんなに笑えんだろう
本当は知ってた サヨナラだって
この三行が綴られたあとに
「君の切符 幸せそう」
と続くのです。
さよならだってわかっていた。
けど「僕には君が幸せそうに見える」
幸せかどうか、本当のところは分からないけど、今では聞くすべもないけど、そう見える。
「もう君は僕より先に進んでしまった」
それに気付いたときついに、僕が降りる駅が見えてくるんですね。
いや、スタンディングオベーションですわ。
シンプルなのにこの切ないストーリー性は何なんだ。なにも難しい表現はない。何なんだこの胸にスッと入ってくる切なさは。
この曲は最後、
「揺れる心ゆけ涙 僕の"愛してる"」
という歌詞で締めくくられています。
僕はきっと降りるべき駅で降りて、歩き始めたはず。でも涙と"愛してる"だけは電車に置いて、乗り越したんじゃないかと。涙も"愛してる"も、君のためのものだったから。
このブログの冒頭で、「乗り越す」の言葉の意味をつらつらと挙げましたが、実は最後に小さく、こんな意味も書かれていたんです。
他を抜いて先に進む
これは私の勝手な憶測ですが、「あの頃の僕」を「大人になった今の僕」が乗り越した、やっと乗り越せたんだったとしたら、よかったな、なーんて、ね!
だって「笑うために泣いてた」んだもんね。
重岡くんの脳内は宇宙なんじゃないかと思うことがよくあります。
物事の咀嚼の仕方が独特で、それをそのまま彼らしく吐き出す膨大な語彙力。強烈に人を惹きつける表現力。
そしてそれは誰かを傷つけることがないように、優しい膜に包まれている。
私の拙い表現で説明するにはこれが限界ですが、重岡くんの言葉はどれも優しさで一度膜をしてくれている気がします。
それはコンサートでの挨拶だったり、ラジオでのリスナーさんからのお悩み相談への回答だったり、咄嗟にメンバーをフォローする時の一言だったり。いつだって隅々まで配慮されている気がします。
勿論重岡くんだって人間なので、綺麗なことばかり考えられるわけでも、言えるわけでもないはず。
嫌になることもあるだろうし、腹が立つことも文句や愚痴を言いたいときだって絶対あるはずです。
でも重岡くんは後ろ向きなことは言わない。少なくとも私たちが見ているところでは絶対に言わない。
そんな「私たちが思う重岡くん」を、重岡くん自身が本当の自分を犠牲にして演じてくれていたとしても、それが重岡くんという人間なんじゃないか。プロ根性。仕事人。うーん、なんだかうまく言えないけども。
私は先程、重岡くんの脳内を「宇宙」と例えましたが、それは「何を考えているのかわからない」といった意味も含まれています。
だから今回の作詞は、彼の想像であれ何であれ、普段は鍵をかけて見せてくれない一面を見せてもらえた気分になって、なんだか嬉しかったんです。重岡くんの脳内を覗き見してしまったような、ほんの少しの罪悪感。笑
アイドルを全うしている人の、恋したときの感覚を覗き見するのはなんだかくすぐったいというか、なんというか、ね。
本人はこの曲について、「恋を知って、失恋して、ひとつ大人になる瞬間」を描いていると雑誌のインタビューで答えていました。
多感な時期をアイドルとして過ごして、「青春もすべてジャニーズに捧げた」と言う重岡くん。本来ならばいくらでも経験できたはずのこんな恋を諦めたこともあるかもしれません。
この歌詞が、私たちに見せてくれたほんの少しの本音、だったらいいなあ。
重岡くんにとって、きっと大切な曲になるだろうし、私たちファンにとっても大切にしたい、あったかいラブソング。
それが私のおもう「乗り越しラブストーリー」です。
以上で、私の重めの研究発表を終わります。
ご静聴、ありがとうございました!
もしかしたらご縁あって彼らと飲む機会が一生のうちにないとは言い切れないと思いたい私の戯言
私はお酒の場が死ぬほど好きだ。
お酒の場に呼ばれることほど自らの存在意義を感じることはない。
まずあのざっくばらんな空気がたまらなく良い。勿論少し気の重い飲み会もこの世には存在するが、しょうもないことも面白くないことも酔ってしまえばなぜだか笑えてくるし、普段はなかなか言い出せない悩みも思い切って打ち明けられることだってある。想定外のとんでもなく熱い話に発展することもある。
そう、酒の席が生み出す可能性は無限大なのだ。
何を言ってるんだ、とお思いかもしれないが、ここで立ち止まるわけにはいかない。先に進ませていただく。
早速だか、このブログを読んでくださっているお酒を嗜む皆さんに問うてみたいことがある。
オタク友達と飲む際、「自担がこの隣の席にきたらどうするか」「もし自担のグループと飲むとしたらどの席に座るか」などという酒の席×アイドルという妄想で盛り上がったことはないだろうか。
このような類の議題が恐らく一度はあがったことがあるのではないだろうか。
何故、酒×アイドルという素材が私達の心を激しく揺さぶるような化学変化を起こすのか。以下、自論である。
私たちファンがアイドルたちの食事風景を目の当たりにすることはほぼない。しかし彼らも同じ人間だ。我々と同じように食事、買い物、入浴等の日常生活を送っているのだと思うと憧れのあのアイドルが突如身近に感じてしまう。
そんな自分の日常生活というフィールドに自担がいても違和感はさほどないのではないか。そう思うことで我々は自分の日常に自担をぶっ込んでみたくなるのだ。
自担の性格やクセ、言いそうな言葉をよく知っている私達にとって、リアルな妄想などお茶の子さいさいなはずである。
そしてある程度酔いの回った私達はこう思うはず。
「縁あって彼らと飲むという機会は、同じ時代を生きてる限り、ゼロじゃないんじゃないか。」
ゼロじゃない限りは、可能性に賭けてみたい。
そう思ったことはないか?
私はある。
自担と同じ時代を生きている私達には限りない可能性と未来がある。いつかご縁あってその時が来た時、焦って何かヘマをやらかしてしまう前に、一度脳内でシュミレーションしておこう。
「自担と飲み会」などという題材での妄想はきっとこの世にしぬほど出回っているだろうし、同じ人を同じ情報を元に妄想するのでどなたかとの妄想と被る部分もあるかもしれないが、それは仕方ないだろう。大目に見ていただければ、と思う。
それでは、ついてきてくれ…………
なにがどうなってそうなったかは分からないけど縁あってジャニーズWESTの皆さんと飲み会をすることになった
(但し、立場としてはアイドルと一般人。誰かと元々親しいなどという関わりも一切ないこととする)
①会場
まず飲み会の会場はこちらが選んで良いこととしよう。私の場合、メンバーによって行きたいお店に多少違いが出てくる。
TEAM酒イケる(中間桐山藤井小瀧)
→お酒の種類が豊富な食べ物をたくさん食べるというよりは少ないおつまみで美味しいお酒をたらふく飲めるオシャンなお店
TEAMそんな酒イケない(濵田重岡神山)
→ザ・大衆居酒屋で飲み放題(ソフトドリンクも可)。唐揚げや出し巻き卵、ホッケなどをみんなでシェアする食事メインのワイワイできるお店
お酒が飲める人だけで行く大衆居酒屋の飲み放題もかなり楽しいが、見境なく飲んでしまうので中盤以降何の生産性もない会話をダラダラとしてしまう可能性があるため、多少値が張るお店でもオシャレなお店を選びたい。
ただし今回はメンバー全員との飲み会という設定。
酒イケないメンバーも楽しめることを考慮すると大衆居酒屋がより良いかと思われる。
そして私はここで掘りごたつの個室を推したい。なんでかって?
立ち上がる際に、隣に座っている彼の肩を借りたいからだよ
椅子でも肩を借りれないことはないが、座り込んでいる分、より自然に肩を借りることができる。自然なボディタッチが実現するのである。
また、掘りごたつの下には夢がある。掘りごたつの下で手を繋いでもよかろう。足を絡めてもよかろう。
ここはひとつ、掘りごたつで話を進めていこう。
②オタクであることを隠すか、否か
おそらくこの類の妄想をしたことがある方は、セットでこの話題になってきたと思う。
ファンであることを隠すか、それとも素直にファンである旨を本人にお伝えするか。
両方メリットデメリットあるだろう。
隠せば友達になれるかもしれない、晒せばもしかするとおもしろい話が聞けるかもしれない。
ただ、隠すことを決めたあなたに一点注意しておきたいことがある。
酔いが回り始めると、人はどうしても気が大きくなり、ある程度のことはもうどうでもいいや〜という気分になってしまいがちだ。
基本的に酒の場で気持ちよくなっているのは自分だけではないはずだが思い出してほしい。
ジャニーズWESTには飲み会の場でもほぼシラフであろうメンバーが2人もいるぞ、気をつけろ。
それにその場で初めは「重岡さん」「藤井さん」「桐山さん」とよそよそしい呼び方を決め込むのだが、そのうち「しげちゃん」「流星」「照史」などと普段呼んでいる呼び名でつい呼ぶというヘマをしかねない。おそらく嘘をついていたことで初めからファンを公言していたパターンよりも信頼関係構築は難しくなるだろう。
だから私は、「ライトなファンを装う」という選択をさせていただきたい。
「ジャニーズWEST!好きです!あの、転校生の!もえろ〜!!!のやつ!」くらいが望ましい。この野郎ズリィぞって?ズルくいくよ当たり前じゃねーか!!!
③席順
こちらもオタクの飲み会の場ではよくテーマにあがる題材だろう。
ちなみに私もオタク友達と飲みにいくときは必ずと言っても過言ではないくらい散々話題にしてきたネタである。
さあ、あなたはまず
自担の隣に座りたいか?
今までいろんな人の意見を聞いてきたが、案外隣はむり、という声が多い。
一番多い意見は自担の斜め前、または席自体が離れている、だ。
どう考えても緊張するであろうこのシチュエーションを、その中でも緊張度が低いメンバーで周囲を固め、遠目にチラチラ自担を見ようという気持ちの表れだと思われる。
私は飲み会では一緒に飲む人にある程度ペースや泥酔度を合わせるので周りがあまり飲まない人だとどうしてもペースが進まなくなってしまうという習性がある。しかしこの場合は緊張をほぐすためにまず大量にアルコールを摂取したいので、できれば酒豪の近くに座っていたいと思う。淳太くん小瀧くんあたりが理想だ。
ただ、最初にも言ったように、自担の肩を借りて立ち上がりたいという夢はまだ捨てていない
重岡くんの左隣に座らせてください。
なぜ左なのか、ということには大した理由はないが、立ち上がるときに利き手を肩に置くだろうと仮定したからである。完全に余談だ。
7対7として、テーブルを3つに分けよう。
皆さんはどのテーブルのどの席に座りたいだろうか。男女入り乱れても良いこととする。
数字が若い方が上手としよう。
私は真ん中のテーブルの8に座り、重岡くんを9に座らせたい。
できれば4あたりに淳太くんがいてほしいし、5には小瀧くんがいてほしい。(緊張ほぐすためにワッショーイ!ってやってほしい)
緊張もほぐれ楽しく話せるようになってきた頃には席替えもありだろう。兄組あたりが割り箸の袋をちぎってクジを作ってくれるはずだ。
さあこの3つが決まれば、早速彼らと乾杯をしようではないか。
この記事でそのまま飲み会の様子を書き続けると一万字を平気で超えそうなので一旦こちらをプロローグとする。
なお、こちらは完全に自己満足の世界であるため、ノークレームノーリターンでお願いしたい。
さああなたはどうする?
▶︎すすむ
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あのとき君がおもっていたこと〜「溺れるナイフ」公開から一年経って再度本編を見返した私の話
2016年11月5日。
1年前の今日、私の世界は震撼した。
そう、「溺れるナイフ」公開初日。
まずは情報解禁から映画公開までの数ヶ月で私がどれだけ大友勝利を拗らせていたか、ここで今一度振り返ってみよう。
情報解禁の日の朝、WSで世に放たれた白いカッターシャツにどこか野暮ったい中学生のビジュアル。「えっ……君はまだ中学生役が出来るのかい…?」と我々オタクたちの頭を抱えさせた例のビジュアルだ。
以下、画像をご確認頂きたい。3-C大友ってその名札、絶対卒業式で女子に取られるやつだろ。
その後夏頃から徐々に特報や本編の数カットが雑誌等で解禁となった。この辺りで私は重岡くんにキスシーンがあることを知る。
お弁当箱と水筒を片手にした大友、椿を咥えて夏芽と笑い合う大友。何度も大友の笑顔を思い浮かべては大変胸が苦しくなったことを覚えている。
そして忘れてはいけないこのシーン。
重岡担のみならず、全国の女子のハートを鷲掴みにした衝撃の押し倒しシーンだ。しぬほど見た。何回もえずいた。他の映画を観に行った時に予告が流れてひとり呻き声を上げたのも忘れない。
本編公開前にここまで私の心を荒ぶらせるものがあっただろうか、いや無い。
私にはここまでの出来事全てが昨日のことのように思える。でも、すごく昔のことのようにも感じる。この気持ちは何なんだろうか。
十分お分りいただけたかと思うが私は「溺れるナイフ」を、重岡大毅が演じる「大友勝利」に会えるその日を待ち望んでいたのだ。
ここで補足だが、実際撮影されたのはその1年前の夏、当時重岡くんは22歳から23歳になった頃だったわけである。
映画の撮影をしているだなんて知りもしなかったその頃、23歳のお誕生日を迎えた前後であるパリピポからラキセまでのたった数ヶ月で彼が一気に大人びた印象が私にはあった。きっとそう感じていた方が殆どだろう。
そう、
夏が、彼を大人にした。
(なんかそういうCMこい)(なんの)
俳優・重岡大毅の名を世間に轟かせる転機となったのも、ジャニーズWESTの知名度を上げる要因となったのも、彼が今までよりもさらに魅力的な人間になったのも、彼が青春を擬人化したものというイメージが私達に深く刻まれたのも、全てこの「溺れるナイフ」が少なからず影響していると私は思うわけです。
これは完全に個人的なアレなのですが、私は大友(未)の重岡くんよりも、大友(済)の重岡くんにひどく惹かれます。
無論、昔の可愛らしい重岡くんも素敵なんだけれど、華奢な少年から大人に変わる(BGM:壊れかけのRadio)あのタイミングの彼はやけに儚く見えて、あの時期の映像や写真を見るとどうしようもなく泣きたくなる時があります。これがいわゆる「エモい」というやつでしょうか。
「溺れるナイフ」は最後の少年期、そして映画のラストにかけて大人の表情に変わっていった重岡くんを切り取り、形に残してくれた非常に美味しい作品なんです。たまらんでしょ。そうたまらんのです。
2017年11月5日、
「溺れるナイフ」公開から1年。
2016年の公開後には、初ドーム公演、全国ツアー、それぞれのお仕事、タイアップなど、目まぐるしく変化し、世界を相手に走り出したジャニーズWEST。
一年経った今、「溺れるナイフ」を見返して、重岡大毅という役者についてもっと考えてみたいなと。しがない重岡担の私ではありますが、この機会にしっかり文章として残してみようということで、このブログを書き始めました。
ちなみに私は原作を読んでおらず、映画を観た後この一年間、誰の考察も感想も読んでいないので、今更な話もたくさんしていると思うし、みなさんと別の解釈をしている点も多々あるかとおもいますが、そちらどうかご理解ください。
ちなみにここまでで1500字使っておりますが、まだプロローグです。御察しの通り、長いです。根気強い方は是非この先へ。
「826回見ます」
映画が決まったときにはテンション迷子でこんなことも言っていました。普通に無理でした。
そもそも飽き性な私は同じものを何回もみるだとか同じことを何回もするだとかが苦手な人間なのですが、自担の晴れ姿だ!と思い、映画館には3回足を運びました。
「キスシーン、シンドイ」が公開直前の口癖だったので、正直1回目は迫り来るキスシーンが不安で、下手したら途中退席もありえるんじゃ…なんて思っていたほどなのですが、キスシーンがあまりにも良い雰囲気の素敵なシーンだったのでまさかのそこで号泣。
重岡くんがかっこよすぎた。
冷静になった2回目、3回目。そしてBlu-rayを購入しさらに5回本編を観た私、本編ではそれほど細かく描かれていない大友があのとき一体何を思っていたのか、どんな気持ちだったのかを想像し、彼の人柄とあの映画における彼の役割みたいなものを紐解いていきたいと思います。(レポートみたいな口調になってきた)
私が拾い上げた5つのキーワードを基に語らせてください。
①椿
この映画を語る上で、大友×椿についてまず触れない訳にはいかないですよね。
屈託のない笑顔の大友と大きく花開いた真っ赤な椿。なんたる色彩美。
重く、苦しいあの世界の中の唯一の光、太陽のような存在である大友。大友=椿、で表現されている意味とは……?
椿の花言葉から深掘りしちゃいましょう。
「控えめな優しさ」「誇り」
香りが少ない椿は、「控えめ」と表現されることが多いそうです。また、椿は散る時に花びらを一枚ずつ散らすのではなく、ぼとりと花ごと落ちるので、かつて武士は首が落ちることを連想して嫌ったようです、あまり縁起の良い花ではないという考え方もあります。
ここで椿に光と影の二面性がある、それはつまり太陽のような大友を巣食う心の影……と深読み芸人の想像が捗りますね。
また、椿は色によって花言葉が違うんですね。「溺れるナイフ」の椿は、赤です。
赤い椿の花言葉、調べちゃう。私調べちゃうからね。
「気取らない優美さ」や「謙虚な美徳」
特に赤い色の椿の花言葉は、他の色に比べ、人の心やあり方を褒めたたえるものが多い。
嗚呼、自分で調べておいて涙が出そう。
一生消えない傷も、大友だったら消してくれるかもしれない。消せなかったとしても、傷にそっと触れて、癒してくれるかもしれない。
夏芽もそう思えたから、大友が差し出した手をとったんだろうなと。
大友の人柄を余すことなく表現するのに椿は大切な鍵になっていると思いました。
また、椿のシーンで流れる「椿の視線」というサントラがまた良いんだ。大友シーンで流れるサントラはどれも優しい音楽でとても素敵なんだけど、やっぱりタイトルもシーンもこれが一番印象的ですよね……椿の花びらが風で舞っているようなピアノの切ない音楽なので、よかったら是非そちらも要チェケです。
この映画を観てからというもの、椿に敏感になった重岡担の方、多いのではないでしょうか。私もいつの間にか椿アイテム収集マシーンと化してしまいました。(完全に余談です)
②青と赤、コウと大友、ふたりの明度
映画内でコウと大友は対で表現されています。
コウは青、大友は先ほど椿の項目で挙げた通り赤。
映画を観ていて思っていたんですが、夏芽とコウにまつわるシーンって基本的に青ベースで暗いんですよね、色が。
逆に夏芽と大友のシーンは全体的に色鮮やかで、明るい気がする。あくまでも、そんな気がするだけ。
正反対の2人ですが、それぞれになんとも言えない魅力がある。2人とも儚くて優しくて強いのに、真逆。
そしてその2人の強烈な色にそれぞれ染まる、夏芽の表情も印象的です。
色のコントラストもこの映画の魅力ですよね!
③追う、追われる
映画館で2回目に観た時にこれに気付いて、すごく切なくなったのを忘れない。
夏芽は、体が本能で引き寄せられてるかのように、引っ張られるかのように、コウのことを追うんですけど
大友のことを追うシーンは一回もないんです。夏芽がコウに引っ張られるように、大友がいつも夏芽の背中を追うんです。
椿のシーンでは、「困ったことあったら、俺に言うてええからな」という大友の言葉を遮るようにコウの乗ったバイクがふたりの横を通り過ぎます。大友のその声は夏芽の耳には入らないまま、夏芽の体はコウに引き寄せられる。
きっと大友は、この瞬間、自分はコウには敵わないことに気付いていたはず。
下に落ちた椿の上を踏み潰すように通り過ぎていったコウ、咥えていた椿は夏芽の口から落ちる。まるでそこに大友が存在していないかのように。
大友が決して割り込むことが出来ない2人の世界を目の当たりにしているようで、私は観ていて苦しかったです。
④笑顔
大友が唯一、夏芽に求めたこと
それが笑顔です。
「笑ってや、なぁ。笑ってよ。
わろてよ、なぁ、
笑えよ…。」
別れを切り出された大友は小さな声でそう言います。あんな切ない顔見たことない。役とは言え、見ているこちらも苦しくなりましたよね……
コウに心ごとすべて持っていかれていて、でもコウに近付くたびに傷付けられていく夏芽をおそらく一番近くで見ていた大友は、自分の力でどうにかして彼女を笑わせたい、幸せにしたいと思ったんでしょう。
でも、大友は最初から全部分かっていた気がします。自分が好きなのは、自分のことを好きな夏芽ではなく、コウのことが好きな夏芽なんだと。
あれだけ笑わせてあげたいと願ったのに、自分に別れを告げるとき、「嫌いになって」と言って泣いた夏芽。
私が大友だったら、泣いた理由もコウを忘れられない罪悪感からきているものなわけで、どれだけそばにいても、自分には笑わせることも、泣かせることすらできないんだなって、そう思うとおもいます。(すぐそうやって大友になろうとする)
でも大友くん、夏芽ちゃん、最後ちゃんとわらってたよ
⑤握手
付き合い始めと、お別れの時。
大友は同じように手を差し出します。
笑わせるから、頑張らせてと言って出した手。
最後には、「友達や」
と言って同じように手を差し出してさよならするんですよ。
こんな悲しいお別れありますか(メソメソ)
この日の夜、大友くんは何を思ってベッドに入っただろう。
泣いたりしなかったかな、
そればかり心配になります。
大切だから触れるのにも恐る恐るで
触ろうとしたのに一回手を引いてしまうような。
キスする前のたった一度だけしか下の名前で呼べないような。(夏芽って呼ぶのはここだけなんですよね苦しい)
なんて愛おしいんでしょうか。
一年経って改めて見返して思ったことは
やっぱり大友勝利という人はとても愛おしい人だということ。
人をまっすぐ愛せることができて、みんなに愛されるひと。
そんな大友が今日もどこかで笑って生きてるんじゃないかと思わせてくれるのは、俳優・重岡大毅の力だとおもいます。
大友が今日もどこかで幸せでありますように。
エンドロールで堂々と3番目に名前が流れてくるのを観ると、私はとても誇らしい気分になります。
私が好きなグループの、大好きなセンターは、こんなに素敵なひとなんだぞ、と、世界中に自慢してまわりたいくらいですね、ほんとに。
どうか、まだこの映画をご覧になられたことの無い方も、重岡くんをよく知らないよという方も、是非一度。
きっとまた、彼の笑顔に会いたくなるはずです。